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Taiwan NOW(台湾ナウ)について
Taiwan NOW
芸術文化で人と人、人と自然をつなぎ、共により良い未来を創る
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ともに豊かな花を咲かせるために
林曼麗
「Taiwan NOW」は国際交流を推進するためのアート·プロジェクトです。

芸術的なクリエイションやパフォーマンスは、もとより文明の結晶とでも言うべきものであり、国境や、人種や、民族や、言語の隔てを超え、絶えず融合と刷新を繰り返してきました。台湾においても、いにしえからいまに至るまで、伝統と未来、多種多様な自然生態や人文交流、独創的で、豊穣なる文化の「貌」が創造されてきています。

「Taiwan NOW」は、その名の通り、現下の台湾のありようを示して見せようとするアート·プロジェクトです。アーティスト、クリエイターは、芸術、文化の発展という文脈の下で、自身のオリジナルな表現手法を駆使して、豊かにして多元的なエピソードを説き、台湾の形象をかたちづくり、価値の創造を進めてゆくことをめざしています。「Taiwan NOW」、それは国を超えてなされる交流事業です。台湾と日本のあいだには、長きに亘る往来の歴史があります。近年では、緊急事態が起こるたび、そのつどお互いに助け合い、友情を育んできましたし、芸術的なクリエイションを通じて対話と協働を深めてきました。絆の花はいままさに開花の時を迎えようとしているのです。わたくしどもは交流の真の成功を互いに信じております。「自分が何者か」を一方的に伝えるのでなく、互いに理解し、尊重し合うこと、さらには互いに力を合わせ、協働すること、絆を深め合い、「自分たちが何者か」、それを共有し合うことこそが大切なのです。
「Taiwan NOW」は、来たるべき東京オリンピック·パラリンピック競技大会2020に向け、日本が国を挙げ、準備を進めていた2018年に、計画の第一歩を踏み出しました。オリンピック·パラリンピックは、ご周知の通り、スポーツ催事と文化芸術を通じて世界を結ぶ、国を超えた活動です。東京五輪を機に、文化芸術など、多方面で台湾に対する認識を深めてもらいたい、そうした願いを込めて、「Blossom together(ともに花を咲かせよう)」をテーマとするプロジェクト「Taiwan NOW」が立ち上がりました。しかし、2019 年末地球全体が新型コロナウイルスのパンデミックに遭遇してしまったのです。

コロナウイルスの蔓延はわたくしどもの暮らしを、ドラスティックに変えてしまいました。新しい生活様式は、当たり前であった日常を、遠い過去の、贅沢な時代のものとしてしまったのです。人類は、いままさにウイルスとの闘いの最中におかれています。個人も、国家も、自分のことだけ考えていれば善い、というわけにゆかなくなってしまったのです。「連携」と「共好」こそが、疾病を撃退する最善の方策です。一年延期となった東京五輪が、万難を排し、今年の7月に開催されました。国内外で分断が進むなか、アスリートの躍動は、世界をひとつに結び直し、人々に勇気と希望を与えました。「Taiwan NOW」もコロナ禍が猖獗を極めるなか、中止のやむなきに至り、加えて感染拡大と変異株出現で、感染状況を踏まえた対応に追われることとなりました。しかし、ともに終わりの見えぬ絶望の淵に追い詰められ、かつてない困難な状況の間中に立たされているからこそ、これまでにない枠組みの共創型プロジェクトを開催することに、大きな意義があるように思われるのです。困難と制限によって、新しい日常に応答できる新たなコンセプト、クリエイションも生まれてきています。感染拡大防止に充分な措置を講じた上で、リアルとオンラインを組み合わせた、ハイブリッド型の、現代美術の祭典を、10月から12月にかけて実施する運びとなりました。東京丸の内と高雄衛武営の二ヶ所、バーチャル会場(オンライン空間上)で、最先端のアート、パフォーマンス、デザイン、音楽など、クロスジャンルな作品やコンテンツが一堂に会します。

絆の花弁がいままさに開花の時を迎えようとしています、これこそがアート·プロジェクト「Taiwan NOW」のテーマであり、核心なのです。花とは、すなわち自然界が人間に与えてくれる恵みの極みと言えます。植物の生態において、花弁の意味するところは、成熟であり、繁栄です。人は花の形姿、色彩、味覚に惹きよせられます。花はそれぞれが独特の形質を備えています。花は様々な文化のなかに入り込んでいます。愛、幸福の象徴となり、クリエイターの心を掴み、主題源、霊感源となってきました。絆の花弁がいままさに開花の時を迎えようとする時の絆を「結ぶこと」、それこそがアート·プロジェクト「Taiwan NOW」の眼目なのです。人と自然、人と人、国と国とのあいだ、より多くの理解、より多くの尊重、より多くの抱擁、より多くの融合、そして、より多くの協働が求められています。「共生」と「共栄」、「共享」と「共好」によって、自然生態と人類文明は永続することができるのです。
総監督 林曼麗(リン·マンレイ)博士
総監督
林曼麗(リン·マンレイ)
東京大学大学院教育学研究科博士。国立台北教育大学アートならびに造形デザイン学科名誉教授、財団法人国家文化芸術基金会理事長。

過去に、台北市立美術館館長、国立故宮博物院院長などを務める。台湾美術史の研究ならびにその教育活動、国際的な展覧会のキュレーション、企業とのタイアップ事業のディレクションなどに、長年携わっている。2011年に、国立台北教育大学にて北師美術館を立ち上げ、新しいミュージアム像の構想を提示。同美術館で、実験的かつ分野横断的な展示や舞台芸術公演を多数企画しているほか、地域に開かれた場づくりにも力を入れている。
概要
「ともに花を咲かせよう」をコアコンセプトおよび精神とし、芸術創作における深い綿密な対話と共作により、現実とフィクションの統合、リモート共演、創作アイディア等の共有などにより、来たるべきポストコロナ時代によりふさわしいパフォーマンスに再構築しました。3ヶ所の会場で開催されます。
TOKYO
東京会場
東京・丸の内エリアをコアエリアとし、GOOD DESIGN Marunouchiにおいて《未来の花見:台湾ハウス》デザイン展を、KITTEアトリウムでは大規模アートインスタレーション《Untitled Gathering (Tokyo 2020)》およびオープニング特別公演《浮花/フローティング・フラワーズ》を、そして、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」において、パフォーマンス《如実曲径/私たちのラビリンス》を行います。
VIRTUAL
バーチャル会場
地理的な空間とキュレーションコンテンツに、台湾と日本での実際のパフォーマンスをリンクし、メインビジュアルを発展させた《みんなの花》をプロジェクトのエントランスとし、そこから、それぞれバーチャルコンサートホール:《台湾人》音楽会、バーチャル劇場《三魂の途》、バーチャル映画館:台湾ウェイブへとつながります。
KAOHSIUNG
高雄会場
衛武営国家芸術文化センターの野外劇場では、華やかなパフォーマンス《非凡な普通の人に》で幕が開き、台日のアーティストの共同制作による大型フラッグシップ制作、歌仔戲(ゴアヒ)の新作《アフロディーテ~阿婆蘭(アポーラン)~》の世界初演がフィナーレとなります。
Taiwan NOW live photo
プロジェクト概観
台湾と日本との間には非常に長い歴史的な関係があり、歴史、社会、政治、経済、さらには芸術や文化においても密接な交流があります。近年、様々な機会を通じ、文化交流の促進により相互理解を深める重要性が日台双方に深く認識されるようになりました。Taiwan NOW アートプロジェクトは、多様で包括的かつ独自の文化的価値観を通じて、台湾と日本の親善と平和な関係を継続的に深めることを趣旨としています。このプロジェクトは、日本が知っている台湾の多彩な食、生活文化をもとに、日台双方の台湾現代アートへの相互理解を深めます。作品の多くは、台湾と日本の「共同制作・共創」という考え方に基づき、台湾の文化コンテンツへの理解を深め、台湾と日本の文化交流の新たなページを開きます。ビジュアルアート、パフォーミングアート、音楽、デザインなどのコンテンツを、幾度かの延期と調整を行い、分野横断的なクラウドベースの会場を追加し、バーチャルな世界での新しい表現方法により将来の芸術表現の可能性を創造し、日本および世界に向けて発信します。

Taiwan NOWは、文化部が財団法人国家文化芸術基金会の林曼麗理事長を総監督に招き、財団法人文化台湾基金会の主催とアジアNOW実行委員会(代表:一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン)の共催で開催いたします。
主催
The Cultural Taiwan Foundation
共催
Culture Vision Japan Foundation Inc.
協力
National Culture and Arts Foundation
台北駐日経済文化代表処
高雄一百
National Kaohsiung Center for the Arts (Weiwuying)
JP Tower Museum Intermediatheque
公益財団法人日本デザイン振興会
ligare
誠品生活
後援
日本政府観光局
助成
Ministry of Culture
スペシャルサンクス
noiz architects
助成:台湾文化部|主催:財団法人文化台湾基金会|共催:アジアNOW実行委員会(代表:一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン)
総監督:財団法人国家文化芸術基金会理事長 林曼麗

協力:財団法人国家文化芸術基金会、台北駐日経済文化代表処・台湾文化センター、東京大学総合研究博物館 JPタワー学術文化総合ミュージアム[インターメディアテク]、公益財団法人日本デザイン振興会、NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)、高雄市、衛武営国家芸術文化センター|後援:日本政府観光局(JNTO)|スペシャルサンクス:NOIZ Architects

台湾ナウチーム&パートナー
プロジェクトオフィス - プロジェクト・コンサルタント:賴秀如(シェリル・ライ)、エグゼクティブ・セクレタリー:方瑜(ホウ・ユー)、プロジェクト・マネージャー:呉家祺(ウ・ジャチ)、プロジェクト・アシスタント:蔡譯瑩(ツァイ・イイン)、マーケティング・アシスタント:張奕璇(エイコ・チャン)|日本事務局:エヌ・アンド・エー株式会社|日本PRチーム:未来予報株式会社、ピーアールコンピナート株式会社|東京会場現場管理:株式会社ドゥ・クリエーション|キービジュアルデザイン:JL DESIGN|ウェブデザイン:Onion Design Associates|媒体提携:VERSE|翻訳&編集:池田リリィ茜藍、詹慕如、阿部由理香、李家璿(ジェイソン・リー)